鉄筋探査・引張試験REBAR

鉄筋探査工事

近年、 鉄筋コンクリートの劣化などの問題による、強度不足の構造物の増加が問題視されております。
このような場合、既設の構造物に穴をあけて鉄板を撒く方法や、コンクリートを外部に増し打ちする方法などでコンクリートの補強工事を行います。鉄筋探査は、鉄筋の位置や深さを調査することで、鉄筋の切断や穴があけられないなどのトラブルを未然に防ぐことができます。

鉄筋探査とは?

鉄筋探査は、施工管理状態の品質の確認や、改修工事・耐震補強工事などにおける、あと施工アンカー工事の際の鉄筋切断や埋設物の損傷事故を防ぐため、施工作業前に調査を行います。
その際に、コンクリート構造物の鉄筋の配筋状態・かぶり厚などを、構造物を破壊せずに調査いたします。
探査機器は、主に電磁誘導法と電磁波レーダ法の2種類が使用されており、探査対象物の種類や探査深度などによって、どちらかを選定いたします。

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日本ヒルティ株式会社 PS 300 鉄筋探知システム

電磁誘導法

電磁誘導法は、試験コイルに交流電流を流すことによってできる磁界内に、試験対象物を配置し、反応を測定する方法です。鉄筋は、軟鋼材であるため電磁誘導試験が可能です。センサーとしてコイルを巻いたプローブを用いて、交流電流を流すことで周囲に交流磁界を発生させます。
鉄筋などの磁性金属にプローブが近づくと、渦電流の二次電圧の変化を捉えることにより、鉄筋位置の探査及びかぶり厚さの推定をいたします。

株式会社計測技術サービス ADSPIRE01

電磁波レーダ法

電磁波レーダ法は、電磁波をコンクリート表面に照射し、内部で反射した電磁波を受信することで、対象物の位置を特定する方法です。
電磁波をアンテナからコンクリート表面に向けて放射すると、その電磁波が鉄筋、空洞などのコンクリートと電気的性質の異なる物質との境界面で反射され、再びコンクリート表面に出て受信アンテナに受信されます。
この送信から受信にいたるまでの時間から、反射物体までの距離を知ることができます。平面的な位置は、距離計を内蔵した装置を移動させることにより、位置情報を得ることができます。

引張試験

各サイズのあと施工アンカー・既存アンカーボルトなどの施工確認試験や耐力試験を、第1種あと施工アンカー施工士が行います。 この試験により確実な施工完了が実現可能です。 各種アンカーの打ち込み工事ならアンカーマンズへお任せください。経験豊富な技術者が迅速に対応させていただきます。
「安心安全」「迅速高品質」をモットーに、お客様と社会から信頼される企業を目指しております。

  • 株式会社トラスト TRA-30t ブルドン管式圧力計
  • 日本ヒルティ株式会社 アンカーテスター DPG 100
  • サンコーテクノ株式会社 テクノテスター AT-70DⅡ アンカーボルト引張荷重確認試験機